杏里さん、先日カットしていただいたときに、また
「前回よりもうまくなったと思います」
って仰ったんです。
実際に、数日前ご来店くださったお客様からも、
「今回は完璧でした！」
って言われたそうです。
そこで、なにがうまくなったと思うのか、根掘り葉掘りしてみました。
そもそも、杏里さんってカットする際、次のような手順を踏んでいるそうなんです。

①完成形をイメージ
カット後の完成形をまずはイメージされるそうです。ここはお客様のご要望を丁寧に聞き取って、すり合わせをされています。
②髪の毛を一回全部逆立てる
そして、その完成形の髪を一度全部垂直に逆立てたところをイメージされるそうです。これは、カットするときの長さの調整のため、この髪はどれくらいの長さにすればよいかを考えるためにされているそうです。
③それを元に戻して一本一本カット
そして、逆立てた髪を元に戻して、一本一本の長さをイメージと照らし合わせながらカットされているそうです。
杏里さんがおっしゃる「うまくなった」という部分は、３つのフェーズを再現するスキルがどんどん高まっているということだそうです。
前回切ったところを観察して、ここをこうすればよかったな、という改善点も必ず見つけているそうです。
そうやって、PDCA（Plan（計画）、Do（実行）、Check（測定・評価）、Action（対策・改善））を高速回転させながら毎日毎日カットされているので、ご自身でも上達されていると実感できるそうです。
よく、その道で一流になるには１万時間の練習が必要だ、と言われて言いますが、杏里さんによると、軽く３万時間は超えてる、とのこと。
この先も杏里さんの進化は止まらなさそうです。