anriです。

私の大好きな人、南アフリカ初代黒人大統領「ネルソン・マンデラ」氏の生誕１００周年です。

あまりにも有名な方です。

 

長く続いた、白人と、非白人を区別し、差別、迫害する人種隔離政策「アパルトヘイト」に終止符を打ち、当時、黒人が虐げられていた南アフリカにおいて、初の黒人大統領に就任し、対立していた白人、非白人を憎悪の連鎖から解き放ち、そしてヒンドゥー、イスラム、ユダヤ、キリスト教の指導者たちも就任式で共に祈るなど、全宗教の融和も図るなど、人間と、人間との友情を結びあう大きな力を発揮。

 

１９９３年には「アパルトヘイト体制を平和的に終結させて新しい民主的な南アフリカの礎をきずいたため」との理由から、「ノーベル平和賞」を受賞しています。

 

しかし、マンデラ氏は大統領就任時、７６歳。

 

そこに至るまでの道のりは、長く、険しく、１９６４年に、「国家反逆罪」で逮捕、投獄されて以来、実に２７年間もの獄中生活を送っています。

この「国家反逆罪」とは、当然、黒人を差別するアパルトヘイト体制に異を唱える運動からです。

現在の価値観からしてみたら不当な逮捕といえます。

 

しかし、２７年間という途方もない苦しみと戦う中でも、マンデラ氏は腐ることなく、民衆の真の自由のためにあきらめずに、勉強、対話をつづけていきます。







公民権運動のキング牧師、そのきっかけを作ったローザ・パークス女史、非暴力を貫いた、ガンジー・・・

私が好きな人たちに共通するのは、人の心に住む、無意識に差別し、蔑み、他者よりも優位に立とうとする形のない「悪」に対して立ち上がる「弱き者」たちだと、気が付きました。

 

本を読んでも、漫画をよんでも、映画を観ても、ドラマを観ても、心震わされ、感動をするのは、そういった理不尽に虐げられていた人たちが、自分の臆病の殻を破って勇気の一歩を踏み出す瞬間でした。